VOL.33 京都・三嶋神社

京都東山の三嶋神社の神さまのお使いはうなぎです。
そのためうなぎ神社とも呼ばれてきました。

平安時代 後白河天皇の中宮建春門院が皇子のないことをうれい、三嶋神社に祈願されたところ、のちの高倉天皇を御懐妊されたところから、禁裏中宮女官などの世継ぎや子孫繁栄を願ってのお詣りがつづいたことから、いつしか女性の神さま、安産、子授け、夫婦和合の神さまとしてひろく信仰されてきたのです。

古くからうなぎは栄養が豊かな食べものとされており、産後の女性が食すると母乳の出もよいとされ、安産祈願にうなぎを断ち、無事出産の暁には、うなぎを放流するお礼参りがひろがり、いつしか安産だけでなく願ごとが叶うとうなぎを放流することから、うなぎ神社と呼ばれているのです。
今では諸祈願成就に感謝する人のために例祭としてうなぎ放生大祭が行われています。

三嶋神社の安産・子授け絵馬もうなぎが描かれており、子授けには二匹のうなぎの絵馬を、安産には3匹のうなぎの絵馬を用意されているのです。

三嶋神社の御神紋は正方形の角を切った八角形に波打ちの三を入れた「角切り三文字」
三の字がゆらいでいるのもうなぎの姿をあらわしているのです。

三嶋神社
京都府京都市東山区渋谷街道東大路通東入上馬町三丁目
・京都市バス バス停「馬町」下車後、徒歩約5分