VOL.36 大阪・春日神社

美しい松並木の向こうに見える大阪豊中 春日神社
今は住宅街の中にありますが、かつては旧桜井谷村の神社として人々に親しまれ今日に至っています。

創建年代は不詳ですが、社伝によると平安時代初期 承和2年(834年)に社殿の修復の記述があるそうです。
春日神社はその長い歴史の中でたびたび戦火にあい、そのたびに再建されてきたのです。

御祭神は天照皇大神ですが、ひろい境内には菅原道真公を祀る天神社をはじめ、商売繁盛の稲荷社など、いくつもの神社があり一年中お詣りの人々がたえないのです。

そのひとつが薬師社、神社なのに薬師如来が祀られています。
明治維新の神仏分離にもかかわらずここは春日薬師と呼ばれ、万病治癒の神さまとして又、子授け子育ての神様として親しまれてきたのです。

この薬師社の近くには古くから湧き出る薬師井戸があります。
その昔、奈良の春日大社から神さまの使いとしてやってきた神鹿が道中のケガで弱っていたところ、この井戸の水で元気になったといういい伝えから、桃山時代にはここに浴室がもうけられ、病に悩む人が多く訪れたこともあったそうです。

地元の人々に親しまれ頼りにされてきた春日薬師は今も毎年8日は「8日まいり」としてにぎわってきているのです。

春日神社(豊中市宮山町)
大阪府豊中市宮山町1-10-1
・大阪モノレール「柴原阪大前駅」、阪急宝塚線「豊中駅」
・阪急バス停「宮山」下車