VOL.32信太森葛葉稲荷神社

あの陰陽師 安倍晴明の父 安倍保名と葛葉姫の伝説に彩られた信太森神社は、大阪府和泉市にあり、葛葉稲荷神社とも呼ばれています。

平安時代 熊野詣の参詣道である熊野古道ぞいにあった信太の森は、枕草子にも「森は信太の森」と記されるほど良く知られた森。

今から1000年以上も前、安倍保名という青年が葛葉稲荷で狩人に追われていた白狐を助けました。
後日、白狐は葛葉の名前の女性の姿で、保名のもとへお礼に訪れました、その後、二人は結婚して男の子が生まれましたが、5歳になった時、葛葉の正体が知られることとなり

「恋しくば 訪ね来てみよ 和泉なる 信太森の うらみ葛の葉」の歌を残して白狐は信太の森に帰っていきました。
残された子どもこそあの安倍晴明その人と伝えられているのです。

葛葉伝説はその後、文楽に歌舞伎にとりあげられひろく知られることとなるとともに信太森神社は、縁結び、子宝の神社となりました。

境内の樹齢2000年と伝えられる楠の古木は根元から2本の幹が立っていることから、夫婦楠と呼ばれ良縁、子宝を授かるとされています。

又、子安石は「子授け守」といわれ、子宝お守をこの石の上で3回廻して、いただいて帰ると願いがかなうと伝えられています。

そして、葛葉伝説を今に伝える信太森神社は今も訪れる人が絶えないロマンあふれる神社なのです。

信太森葛葉稲荷神社
大阪府和泉市葛の葉町1丁目11−47
・JR「北信太」駅から徒歩5分