全国の子宝スポット
VOL.21 京都・上徳寺 世継地蔵

「京のよつぎさん」と親しまれてきた、京都上徳寺 世継地蔵

正徳寺は徳川家康の側室 阿茶局を開基として家康によって創建されました。

阿茶の局は家康の側室というより、家康にとって最も信頼できるいわばパートナー。家康は自分の死後、阿茶の局に息子 秀忠の後見人になるように願ったほどでした。

その阿茶の墓所でもある上徳寺の地蔵堂には「よつぎさん」と呼ばれてきた世継地蔵菩薩が祀られています。

江戸時代、世継に恵まれなかった女性が、毎日お堂にこもって祈願していたところ、ある夜、夢にあらわれたお地蔵さんから、石のお地蔵さんをつくってお祀りするように告げられました。
そこでお地蔵さんをつくり、さらに祈願していると、ほどなく子宝に恵まれたところから世継地蔵と呼ばれるようになったのです。

毎年2月8日は一億劫日功徳日。その日一日で一億日分の功徳を授かるとされる「世継地蔵尊大祭」は世継地蔵の徳をたたえる日。多くの参拝者でにぎわいますが今年はコロナで中止となりました。

この地蔵堂にはめずらしい「文入れ口」があります。

子宝祈願に訪れた人が、願いごとを書いた文を、文入れ口に入れて世継地蔵さんにお願いすると願いがきき入れられるといわれているのです。

何代何十代と続くお店のひしめく京の街。
いつの時代も世継を授かることはとても大切なこと。その願いをうけとめてくださるのが京のよつぎさんだったのです。

上徳寺
京都市下京区富小路通五条下ル本塩竈町556